海外移住|膀胱炎になって救急科へ

(前回の続き)

寝付いて数時間後、悪寒で目が覚め、感覚は寒いのに、体の中はほてってる。
熱を測ると37.9℃。
そして、その目覚めからは1時間ごとにトイレ。。。

 

何よ、これ!
って感じ。

 

最終的には明け方に数時間まとめて眠れましたが、
起床後にトイレに行くと、また血尿。。。

これはいわゆる副反応で、私だけではない!
と自分に言い聞かせつつも、それから地獄が始まりました。

もちろん症状に波はありましたが、トイレに行きたい感覚が10分に1回。
時にはトイレから戻って、そのままトイレに戻ることも。
そして、昨日は無かった排尿痛。下腹の違和感もあり。

 

これは、膀胱炎である!と確信しました。

 

トイレを我慢してなってしまうのが、膀胱炎だと思いがちですが、
女性は尿道が男性に比べて、4~5cmと短いため、排便の時などに細菌が尿道に入り込みやすく、
免疫が落ちている時に感染し、膀胱炎となってしまうようです。

私の判断によると、ワクチン接種前にすでに何とな~く膀胱炎になっていて、
普段なら、そのまま自然治癒していたところが、
ワクチンで体が弱って、膀胱炎へまっしぐらになってしまったと。。。

 

膀胱炎は抗生物質を飲めば、すぐに治ると、どこを見ても書いてあるので、
病院に行きたいところですが、今日は土曜日。明日もやってません。

まだ我慢できそうだし、月曜日の朝イチに病院に予約の電話を入れればいいかなと。
それに、Youtubeで医師が口を揃えて言っている「水を大量に飲んで菌を外に出すようにしましょう」を
実行していれば、明日にでも治るかもしれないしと期待もしていました。

 

それが夜になり、、、

 

鎮痛剤を飲まないと下腹部の痛みも強くなり、
鎮痛剤が切れた夜中には、「これはたぶん普通ごとではない!」と思い、
救急に電話しました。

何より、月曜日に病院に電話して、もう少し様子を見てから来てください。
と言われてしまう可能性があるこの国では、もう今、電話するしかない!と思いました。

オランダの病院事情ネタは、お酒飲みながらの時は、笑い話なのですが、
病状がMAXな時の本人は必死なのです。

 

実際の電話での「相手の言っている医療単語がわからない!」というのは、また後日、ブログに書くとして、
簡単な質問と回答を重ねた後、
「1時間以内に医師から電話がありますので、待ってください」と。

「この電話は予約の電話じゃなかったの?こっちは急いでるんだ!」と怒りたいところですが、
長年の海外生活で「諦め」という言葉が身に付いた私は静かに待ちました。

 

そして、医師からの電話。

さっきと同じような質問に答え、最終的には「今来るか?」と聞かれたのですが、
どこの病院なのかも、わからないので、「どこですか?」と聞くと、答えは「フー」。

私は何度も「わからないので、スペルをお願いします」と言うと、
彼女的には、Japanの「J」とか、Tokyoの「T」と言っているのかもだけど、
何度か言ってくれた単語がどれもめちゃくちゃ長くて、オランダの地名か何なのかも全くわからずで。。。

おそらく、彼女はイラッとしてたでしょう。
わかるような単語で言っているのに、全く理解してくれない電話の相手、私。
苛立ちも何となく感じましたが、私も診てもらいたいので、しつこさ全開です。

 

そしたら、電話口の横から他の人の声が。

Victoryの「V」!!!!!!!!

と!!!!!

 

一発で不明だったスペルがわかりました。
それだよ、それ。私が求めていたのはそういう簡単な世界共通の単語。

「フー」とはオランダ語のスペルで「Vu」。オランダ語は「V(ヴイ)」は(フ)なのです。

 

家から歩いて20分ぐらいのところにある大学病院Vuです。
「今来るか、そうじゃなければ、朝の8時」だと言われました。

 

さすがにこの時間に行くと言ったものの、Uberがつかまらなくて歩くのも怖いし、
見るからに大きな病院、救急用の入り口がわからなくなっても、夜中で聞く人もいないだろうから、
8時に行くことにしました。

 

結論としては、8時にして本当によかったです。
夜中に行っていたら。。。

(次のブログへ続きます。。。)